ディーアンドライズ

販促ツール「あのときの1ページ」

 エステルームに通されると少し緊張する。忙しいオーナーとのやり取りは朝一のオープン間際だったり、予約が入ってない隙間の時間、時にはエステルームのベッドをテーブル代わりに打合せ。その日、ご相談いただいた中で進めていく販促リーフレットの目的はよくわかったが、デザインや何を載せたいかがどうも掴めない…。刻々といただいた打ち合わせリミットが近付く。

 プロならどんどんアイデアぶつけて提案しなきゃ…焦る自分、それを敢えて限られた時間でオーナーに質問をしていくことにした。不思議なもので想像した答えを遥かに越えたオーナーの考えや頭の裏側に隠れてた気持ちを話していただけた。手元のA4ノートはもう何枚書いたかわからない…。

 『いや〜なんか頭の中すっきりしましたぁ』オーナーの満足な顔。もう目指すべき方向が見えた瞬間。

 デザイナーや制作会社は作ることをまず優先する。持って帰って『次回何かいいアイデア提案します〜』である。しかし、オーナーの心や仕事の哲学も知らずに何をつくるの?私たちは作ることが目的じゃなく、オーナーの考えをそのお客様に届ける、気持ちを繋ぐことが本当の仕事じゃないのか?!そのために、オーナーの頭の裏側に隠れてる想いを足を運んでグリッと見つけに行かなくちゃいけない。

 だって、売る以前に商品を越える最大の武器は、オーナーの志しと哲学の中にこそあるから。

ディーアンドライズ 風間